口腔機能発達不全症
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- STEP 1精密検査・可視化
- 最新のデジタル設備(IOSスキャナー)を用いて、顎の形や歯並びの状態を確認します。
また、食事の様子や発音の状態を細かく分析します。
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- STEP 2カウンセリング
- 現在のお子様の状態を「なぜそうなっているのか」という根本原因から詳しくご説明します。
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- STEP 3プログラム作成
- お子様の性格やライフスタイルに合わせ、ご家庭で無理なく取り組めるトレーニング法(オーダーメイド)を提案します。
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- STEP 4モニタリングと評価
- 月に一度程度の来院で、機能の改善具合を確認します。
同時に、虫歯予防のためのクリーニング(PMTC)も行い、お口の健康を総合的に守ります。
「食べる・話す・呼吸する」力を育てる。
「お口の機能」が、お子様の人生の質を左右します
近年、お子様の間で「口腔機能発達不全症」という症状が注目されています。
これは、虫歯のように「歯そのもの」に問題があるのではなく、「お口の周りの筋肉や機能が、成長段階に合わせて正しく育っていない状態」を指します。
「食べるのが極端に遅い(または丸飲みする)」
「特定の音がはっきり発音できない」
「いつもお口がぽかんと開いている」
「いびきをかく」
これらは単なる癖や個性ではなく、お口の機能が十分に発達していないサインかもしれません。
当院では、これらを一過性のものとして見過ごすのではなく、将来の健康な歯並び、美しい顔立ち、そして深い呼吸を手に入れるための「成育のチャンス」と捉えています。
訪問診療や高齢者歯科の現場で「お口の機能の衰え」が全身に及ぼす影響を見てきた院長だからこそ、お子様の時期に「一生使える正しい機能」を育てることに全力を注いています。
口腔機能発達不全症とは?(セルフチェックリスト)
「もしかしてうちの子も?」と思われたら、以下の項目をチェックしてみてください。
食事のとき
食べるのが極端に遅い、または飲み込むのが早すぎる。
クチャクチャと音を立てて食べる。
硬いものを避け、柔らかいものばかり好む。
口の中に食べ物を溜め込んで、なかなか飲み込まない。
お口の様子
何かに集中しているとき、常にお口が開いている(口呼吸)。
唇が乾燥していたり、上下の唇が厚かったりする。
舌を出す癖がある、または話し方が幼い(サ行やラ行が苦手)。
睡眠・全身
寝ているときに「いびき」をかく、または「歯ぎしり」をする。
姿勢が悪く、猫背気味である。
集中力が続かず、落ち着きがない。
一つでも当てはまる場合、口腔機能の発達をサポートすることで、お子様の体調や顔立ちにポジティブな変化が生まれる可能性があります。
なぜ、お口の機能が育たないのか?
現代のお子様の周囲には、お口の機能発達を妨げる要因が増えています。
食生活の変化
柔らかく調理された食品が増え、しっかりと「噛む」機会が減少しています。
姿勢の崩れ
スマートフォンやタブレットの普及により、下を向く姿勢が定着し、顎を支える筋肉が正しく使われていません。
呼吸の質の低下
アレルギー性鼻炎などの影響で鼻呼吸が難しくなり、口呼吸が定着してしまうことで、顎の発育が停滞します。
これらの要因は、単に「行儀が悪い」といった問題ではなく、解剖学的に顎の成長を抑制し、将来のガタガタの歯並びや、気道が狭くなることによる睡眠の質の低下へと直結します。
当院が行う「成育デザイン」アプローチ
当院では、機械的な治療を行う前に、お子様自身の「成長しようとする力」を引き出すトレーニングを重視しています。
1. 呼吸と姿勢の再教育(体質改善への誘導)
正しい機能の土台は「鼻呼吸」です。
お口を閉じて鼻で息をすることで、舌が上顎の正しい位置(スポット)に収まり、顎を内側から広げる力となります。
鼻呼吸トレーニング
お口を閉じる力をつけるための簡単なエクササイズを、遊びを取り入れながら楽しく行います。
呼吸が整うことで、睡眠が深くなり、朝の目覚めや集中力が改善されるといった全身の体質改善を目指します。
2. MFT(口腔筋機能療法)
舌の筋肉、唇の筋肉、お口の周りの筋肉(表情筋)のバランスを整えるプログラムです。
正しい飲み込み(嚥下)の習得
食べ物を飲み込むときに、舌を正しい位置で動かす練習をします。
これができるようになると、歯並びの「後戻り」を防ぐことにも繋がります。
専門スタッフによる指導
歯科医師・歯科衛生士が、お子様の成長段階に合わせて無理のないステップで指導します。
3. 矯正歯科とのスムーズな連携
口腔機能発達不全症の改善は、究極の「予防矯正」です。
機能が整うことで顎が正しく成長し、結果として将来的な歯科矯正の期間を短縮したり、抜歯の必要性をなくしたりすることが可能になります。
当院には矯正専門医が在籍しているため、機能と形態(並び)の両面からベストなタイミングでの介入が可能です。
※詳細は小児矯正ページをご覧ください。
3世代で通う医院だからこそできる「一生の健康管理」
院長は、訪問診療を通じて「お口の機能が低下したご高齢の方(口腔機能低下症)」の支援も積極的に行っています。
人生の後半で「食べられなくなる」苦しみを知っているからこそ、お子様の時期に「正しく食べる機能」を完璧に完成させておくことの重要性を誰よりも強く実感しています。
「お孫様は口腔機能を育て、おじいちゃん・おばあちゃんは口腔機能を維持する」
ご家族皆様で通っていただくことで、食卓での習慣や健康への意識が共有され、3世代全員のQOL(生活の質)が高まっていく。
それが、諏訪ノ森の地域に根ざした当院の理想とする歯科医療の姿です。
相談からトレーニングの流れ
保護者の皆様へ
「いつか治るだろう」「ただの癖だから」と放置してしまうのは、お子様の成長のチャンスを逃していることかもしれません。
お口の機能は、お子様がこれから数十年にわたって「美味しく食べ、楽しく話し、健やかに眠る」ための、一生の財産です。
当院では、お子様の「成育」をデザインするパートナーとして、最新の知見と、家族のような温かな真心を込めてサポートさせていただきます。
「うちの子、ちょっと気になるな」
と思われたら、どんな些細なことでも構いません。
まずは、お子様の未来について一緒にお話ししませんか?
